みなさん、こんにちは。洋之介です。
今回は、碧の仮面で解禁されたハハコモリの育成論を紹介します。ねばねばネット撒きの型です。
ハハコモリを育成しようと考えている方の参考になると嬉しいです。
種族値
全体的に平均的な種族値で、攻撃と素早さがやや高めといった印象です。
タイプ相性
ハハコモリのタイプ相性は、上記の表の通りです。
弱点が6つと多く、半減以下も5つあって、有利不利がハッキリしているポケモンだと思います。
"ねばねばネット"撒きということに注目して見ると、弱点が多いので"きあいのタスキ"を持たせることが必須になりそうです。
半減に水タイプがあることが非常に良く、水ウーラオスの"すいりゅうれんだ"を半減にすることができるので、"きあいのタスキ"を貫通されて一撃で倒される心配が少ないポケモンだと思います。
初手に出てきやすいキノガッサの"キノコのほうし"を無効にできるのもgoodです。
型紹介
性格:ようき(攻撃↑特攻↓)
特性:むしのしらせ
テラスタイプ:はがね
技:ねばねばネット/はたきおとす/とびつく/いとをはく
努力値:S252 H20 B4 A228 D4
◇調整意図
S:霊獣ランドロス意識で最速
HB:ようきガブの"スケイルショット"5発をほぼほぼ耐える。
A :余り。(みがわりを残されづらくするためにできるだけ高く)
D :余り。
この育成論の型は上記の通りです。
この型について、下記に詳しく記載していきます。
基本の立ち回り
基本的には、初手に出したいポケモンです。
初手に出して、"とびつく"か"いとをはく"をした後に"ねばねばネット"を撒きます。
相手が自分より素早さ種族値が低くて"こだわりスカーフ"を持っていそうなポケモン(雷獣ランドロスなど)なら"とびつく"を初ターンに使用します。
相手が自分より素早さ種族値が高くて、こだわりスカーフを持っていたり、"スケイルショット"などで素早さを上昇してきそうだったり、ブーストエナジーによって素早さを上昇してくるポケモン(ハバタクカミやテツノツツミなど)に対しては、"いとをはく"を初ターンに使用します。
相手が自分より素早さ種族値が低くて、"こだわりスカーフ"を持っていなそうだったり、"スケイルショット"などで素早さを上昇してこなそうであれば、初ターンから"ねばねばネット"を撒けます。
他のねばねばネット撒きとの比較
現在(碧の仮面解禁後)のランクマッチで使用できる"ねばねばネット"撒きには以下のようなポケモンがいます。
この中でライバルになりそうなのは、クワガノンとアブリボンですかね。
クワガノンは、耐久種族値が並以上あり、弱点が炎と岩しかないので相手の攻撃を耐えやすいので、2回以上行動することを狙いやすいポケモンです。さらに"ボルトチェンジ"による対面操作や、特攻種族値145から繰り出される高火力技など、そういった点が強みです。
アブリボンは素早さ種族値が"ねばねばネット"を覚える中で最速の124です。"きあいのタスキ"と相性がよく、"ねばねばネット"を撒いてから、もう一回行動するということを狙いやすいポケモンです。
これらのポケモンに対してハハコモリは、素早さ実数値が92と高めで、連続技の"すいりゅうれんだ"を半減にできるので、"きあいのタスキ"と相性が良いことが強みです。それに加え、"はたきおとす"を覚えたりと、味方の積みポケモンをサポートしやすいです。
他の"ねばねばネット"撒きに関しては、種族値が低すぎたりして、差別化を気にする必要もないと思います。
"ねばねばネット"を撒きづらい環境上位ポケモン
セグレイブ
このポケモンは、連続技である"つららばり"や"スケイルショット"を覚え、攻撃を耐えられても"こおりのつぶて"で追撃されるので、かなり注意が必要です。
このポケモンと対面してしまった時は鋼テラスを切ったり、そもそも相手にセグレイブがいる時は選出するのを控えた方がいいかもしれません。
ドラパルト
このポケモンは、連続技である"ドラゴンアロー"が脅威です。性格ようきのこだわりハチマキ"ドラゴンアロー"で、約84%の乱数で落とされてしまいます。
こだわりハチマキ型を読む場合は、鋼テラスを切った方がいいかもしれません。
カイリュー
カイリューに対しては、できるだけ"とびつく"から入って特性の"マルチスケイル"を剥がしたいのですが、ノーマルテラス"しんそく"などをされるとそういった動きができなくなります。
鋼テラスを切ったり、カイリューを強く意識するならゴーストテラスを採用することもありかもしれません。
キノガッサ
このポケモンは、"がんせきふうじ"が脅威です。
キノガッサに対しては、できるだけ"とびつく"から入ってきあいのタスキを剥がしたいのですが、"がんせきふうじ"+"マッハパンチ"のような動きをされるとそういった動きができなくなります。
キノガッサを強く意識するならゴーストテラスを採用することもありかもしれません。
技考察
ここでは、ハハコモリの技を考察します。
確定欄の技4つ
ねばねばネット
"ねばねばネット"は設置系の技で、相手のポケモンが出てきた際に、素早さを一段階下げることができます。飛行タイプや特性が"ふゆう"のポケモン、"クリアボディ"のポケモンには効果がありません。
このポケモンを採用する理由となる技なので、今回の型では確定です。
はたきおとす
"はたきおとす"は威力が65の悪タイプの技です。相手が持ち物を持っている場合威力が1.5倍になり、相手の持ち物を無くすことができます。
現環境だとサーフゴーに強く刺さり、サーフゴーがこだわりスカーフを持っていたとしても持ち物を無くすことで、次ターン確実に先制することができます。
後続の積みポケモンをサポートしやすかったり、何かと便利な技なので、個人的には確定です。
とびつく
"とびつく"は威力が50の虫タイプの技です。100%の確率で、相手の素早さランクを1段階下げます。
相手の"きあいのタスキ"や"マルチスケイル"を潰した後に"ねばねばネット"を撒くことができます。
"いとをはく"を採用するなら選択になり得ますが、両採用すると便利だと思います。
いとをはく
"いとをはく"は、命中率が95%の変化技です。相手の素早さランクを2段階下げることができます。
相手のブーストエナジーハバタクカミやテツノツツミ、"りゅうのまい"などの素早さ上昇技に強く、相手の素早さを下げた状態で、"ねばねばネット"撒くことができます。
"とびつく"を採用するなら選択になり得ますが、両採用すると便利な技だと思います。
他の候補技
リーフブレード、とびかかる、テラバースト、むしのていこう、リフレクター、ひかりのかべ、にほんばれ。
持ち物考察
ここでは、ハハコモリに持たせる持ち物を考察します。
気合いのタスキ
個人的にはきあいのタスキで確定です。
ハハコモリは弱点が多く、耐久力も並程度しかないので、一撃で倒される機会が多いです。
確実に"ねばねばネット"を撒くことを考えると、この持ち物以外あり得ないと思います。
特性考察
ここでは、ハハコモリの特性を考察します。
むしのしらせ
"むしのしらせ"は、HPが1/3以下になった時に虫タイプの技の威力が1.5倍になる特性です。
一番発動機会が多い特性なので、確定欄は"むしのしらせ"となっています。
ようりょくそ
"ようりょくそ"は、天候が晴れ状態の時に素早さが2段階上がる特性です。
相手にコータスやキュウコンがいる場合に有効な場面もあるかもしれませんが、発動機会がかなり少ないので、今回は選択しませんでした。
ぼうじん
"ぼうじん"は、すなあらしによるダメージを防いだり、粉系の技を無効化できる特性です。
このポケモンは草タイプが入っているので、元から粉系の技を無効にできます。そのため、すなあらしを防ぐための特性となります。
相手にバンギラスやカバルドンがいる場合に有効な場面もあると思います。"むしのしらせ"がいらない場合は、ぼうじんにしてもいいと思います。
テラスタイプ考察
ここでは、ハハコモリのテラスタイプを考察します。
鋼
確定欄は鋼タイプです。
セグレイブの"つららばり"や"スケイルショット"、ドラパルトの"ドラゴンアロー"、カイリューの"しんそく"に強く出ることができます。
ゴースト
候補として、ゴーストタイプもありだと思います。
カイリューの"しんそく"や、オーガポンの"でんこうせっか"、キノガッサの"マッハパンチ"を無効にすることができます。
ダメージ計算
カイリュー
・特化カイリューの"しんそく"+ノーマルテラス"しんそく"が確定で落ちる。
・特化カイリューのノーマルテラス"しんそく"2発が、37.5%の乱数。
サーフゴー
・ハハコモリの道具あり"はたきおとす"+道具なし"はたきおとす"で、H4振りサーフゴーが確定で落ちる。
水ウーラオス
・特化水ウーラオスの"すいりゅうれんだ"が確定3発。
・こだわりハチマキ特化水ウーラオスの水テラス"すいりゅうれんだ"を0.02%以外で耐える。
ガブリアス
・ようきA252ガブリアスの"スケイルショット"5発を0.01%以外で耐える。
セグレイブ
・特化セグレイブの"つららばり"5発を鋼テラス時に、99.99%で確定2発
ドラパルト
・ようきA252ハチマキドラパルトの"ドラゴンアロー"が鋼テラス時に、89.89%の乱数2発。
まとめ
"ねばねばネット"を覚えるポケモンの中でもハハコモリは、"すいりゅうれんだ"を半減にすることができたり、"きあいのタスキ"と相性がいいポケモンだと思っています。
ハハコモリを育成しようと考えている方の少しでも参考になっていたら、とても嬉しいです。