みなさん、こんにちは。洋之介です。
今回は、碧の仮面で解禁されたニョロトノの育成論を紹介します。こだわりメガネ型です。
ニョロトノを育成しようと思っている方の参考になると嬉しいです。
種族値
物理耐久は並程度、特殊耐久は結構高め、素早さは控えめ、といった印象の種族値ですね。
タイプ相性
ニョロトノのタイプ相性は上記の通りです。
水単タイプということでそれほど語ることはありませんが、弱点が2つで半減が4つの優秀なタイプだと思います。テラスタイプでも水は人気なので、それがタイプの強さを表していると思います。
ニョロトノは特性の"あめふらし"によって、水技の火力が1.5倍に、炎技の火力が0.5倍になるので、それも上記の表に書き込んでいます。
型紹介
性格:ひかえめ(特攻↑攻撃↓)
特性:あめふらし
テラスタイプ:水
技:ウェザーボール/ハイドロポンプ/れいとうビーム/ほろびのうた
努力値:HP252 C252 D4
◇調整意図
C:できるだけ高く
HD:無補正C252ハバタクカミのフェアリーテラスこだわりメガネ"ムーンフォース"を確定耐え
この育成論の型は上記の通りです。
この型について下記で詳しく紹介していきます。
基本の立ち回り
有利対面を作って、相手に超火力の水技で負荷をかけていきます。
後攻"とんぼがえり"や、後攻"ボルトチェンジ"など、対面操作をできる味方と相性が良いと思います。
他の超火力特殊水タイプとの比較
ここでは、こだわりメガネ型ニョロトノと役割が被りそうなポケモンと比較しながら、ニョロトノの強みを紹介します。
テツノツツミ
1体目はテツノツツミです。
ニョロトノと比較すると素早さ種族値が136とすば抜けて速いことが最大の長所です。この高い素早さによって、多くのポケモンを縛ることができ、ゲームプランを組み立てやすいです。
ただ、テツノツツミは水技を"ハイドロポンプ"という命中率80%の不安定技に頼ることしかできません。
テツノツツミに比べてニョロトノは、特殊耐久が高かったり、特性の"あめふらし"によって水技の火力が高かったり、命中率安定の水技をうてたりと、そんなに差別化を気にする必要はないと思います。
ウォッシュロトム
2体目はウォッシュロトムです。
ニョロトノと比較すると耐性が優秀で、特性の"ふゆう"によって地面技を無効にしながら地面タイプに"ハイドロポンプ"をうてることが長所だと思います。"ボルトチェンジ"を覚えることによって対面操作をすることもでき、耐性の優秀さも相まってサイクル戦適性がかなりあるポケモンです。
ただウォッシュロトムは水技を"ハイドロポンプ"という命中率80%の不安定技に頼ることしかできません。
ウォッシュロトムに比べてニョロトノは、命中率安定の水技をうて、特性の"あめふらし"によって水技の火力が高いことが最大の長所です。
シャワーズ
3体目はシャワーズです。
シャワーズはニョロトノと同タイプのポケモンです。ニョロトノと比較すると、耐久力が高く、"クイックターン"により対面操作をしやすいことが最大の長所だと思います。
シャワーズに比べてニョロトノは、特性の"あめふらし"によって水技の火力が高いことが最大の長所です。
エンペルト
4体目はエンペルトです。
エンペルトは水と鋼タイプを持ったポケモンです。ニョロトノと比較すると、耐性が多かったり、"クイックターン"により対面操作をしやすいことが最大の長所だと思います。
エンペルトに比べてニョロトノは、特性の"あめふらし"によって水技の火力が高かったり、地面・格闘タイプが等倍なところが最大の長所だと思います。
ペリッパー
5体目はペリッパーです。
パリッパーは水と飛行タイプを持ったポケモンです。ニョロトノと比較すると、飛行タイプなので地面タイプに強かったり、特攻種族値が95でニョロトノより水技の最大火力が高く、"ぼうふう"を必中でうてるので草タイプに強かったり、"とんぼがえり"を覚えるので対面操作ができることが最大の長所だと思います。
ペリッパーに比べてニョロトノは、"ウェザーボール"を覚えるので水安定技の火力が少しだけ高く、特殊耐久が高くて電気技が4倍じゃないので並の電気技なら耐えられたりできることが最大の長所だと思います。
環境上位ポケモンとの相性
以下に現時点(2023年10月10日)のランクマッチ環境で、TOP30に入っているポケモンを対象に、有利・不利なポケモンを紹介します。
基本的に有利なポケモン
ガチグマ(アカツキ)、サーフゴー、ハッサム、イーユイ、霊獣ランドロス、ガブリアス、ディンルー、キョジオーン、ヒードラン、キラフロル、
基本的に不利なポケモン
各種オーガポン、カイリュー、セグレイブ、イダイトウ、ドラパルト、ゴリランダー、ドヒドイデ、ウォッシュロトム
技考察
ここでは、ニョロトノの技を考察します。
確定欄の技4つ
ウェザーボール
"ウェザーボール"は、天候によって技の威力とタイプが変わる技です。ニョロトノの特性"あめふらし"と相性がよく、雨状態の場合は威力100命中率100の水技となり、破格の性能となります。
"あめふらし"は5ターンというターン制限があるのであまり連発をすることができなかったり、相手のアローラキュウコンやカバルドンといった天候を変えるポケモンがいると安定して打てなかったり、デメリットはあります。しかし、それでも強い技だと思います。
ハイドロポンプ
"ハイドロポンプ"は、威力が110命中率が80の水特殊技です。
"ウェザーボール"と比較すると命中率に難があります。しかし、相手にアローラキュウコンやカバルドンといった天候を変えるポケモンがいても抵抗なく打てたり、威力が10高いので無振りのテツノツツミが確定で落ちるようになったりハバタクカミが1発で落ちやすくなったりと、メリットもあります。
れいとうビーム
"れいとうビーム"は、威力が90命中率が100の氷特殊技です。
水技が半減になる草タイプやドラゴンタイプにうちます。水技と補完がとれた優秀なサブウエポンです。
ほろびのうた
"ほろびのうた"は、3ターン終了後に技の使用者とこの技を受けたポケモンが瀕死状態になる技です。ポケモンを交代することによって、効果が解除されます。
相手のバトンタッチ構築に刺さったり、相手のポケモンが要塞化した時に流せたりなど、メリットが多い技だと思います。
他の候補技
攻撃技
なみのり、テラバースト、ハイパーボイス(みがわり対策)、だいちのちから(ドヒドイデ、ヒスイヌメルゴン、ドオーなどに)、サイコキネシス(ドヒドイデ、ジャラランガ、ドオーなどに)、きあいだま(ヒスイヌメルゴン、エンペルト、セグレイブ、トドロクツキ、サザンドラ、バンギラス、チオンジェンなどに)
変化技
アンコール(こだわりメガネと相性は悪いが、あると役立つ場面はあるかもしれない)
持ち物考察
こだわりメガネ
"こだわりメガネ"は、一回技を出すと交代するまでその技しか出せなくなる道具ですが、特殊技の威力を1.5倍にすることができるアイテムです。
ニョロトノの特性"あめふらし"による水技の火力上昇を最大限に活かせるアイテムだと思います。
他の持ち物を持たせるのもありだと思いますが、理由がないのであればニョロトノの最大の長所である水技の火力を上昇できる"こだわりメガネ"がおすすめです。
もちろん雨パーティで使用する時は、"だっしゅつボタン"や"しめったいわ"など、味方の雨エースを活かせるアイテムでいいと思います。
特性考察
ニョロトノには、"ちょすい"、"しめりけ"、"あめふらし"の3つの特性があります。
こだわりメガネ型のニョロトノは、"あめふらし"による水技の火力上昇に頼っている部分が大きいので、特性は"あめふらし"一択です。
テラスタイプ考察
水
確定欄は、水です。
こだわりメガネ型のニョロトノの最大の長所である水技の火力を、さらに伸ばすことができます。
その火力は、無振り連撃ウーラオスを"ハイドロポンプ"で確定で落とせたり、H252とつげきチョッキハッサムが"ウェザーボール"で確定で落とせるぐらいの火力になります。
鋼
鋼タイプは、耐性が多いタイプです。
"ブラッドムーン"を半減にできるのでアカツキガチグマに強めになれたり、元々弱点だった草技を半減にできたり、"フリーズドライ"を半減にできたりと、メリットが多いタイプだと思います。
草
草タイプは、元々弱点だった草・電気タイプを半減にできるタイプです。
他にも"キノコのほうし"を無効にできたりと、相性が良いタイプだと思います。
地面
地面タイプは、元々弱点だった電気タイプを無効にできるタイプです。
電気タイプに強くしたい場合は、候補になるタイプだと思います。
努力値調整考察
耐久
H220:アカツキガチグマの特化"ブラッドムーン"+"しんくうは"確定耐え
H228:無補正A252パオジアンのこだわりハチマキ"かみくだく"確定耐え
H252D4:無補正C252ハバタクカミのフェアリーテラスこだわりメガネ"ムーンフォース"を確定耐え
すばやさ
○おくびょう(素早さ補正あり)
252:最速70族(チオンジェンやキノガッサなど)と同速、準速81族(ギャラドスやミロカロス)抜き
244:準速80族(カイリューなど)抜き
236:最速67族(アーマーガア)抜き、準速78族(イダイトウ)抜き
228:最速66族(ラウドボーン)、準速77族(ヒードラン)抜き
220:最速65族(ハッサムなど)抜き
172:準速70族(チオンジェンやキノガッサなど)抜き
○ひかえめ(すばやさ補正なし)
196:最速52族(アカツキガチグマ)抜き
180:最速50族(ガチグマ、ドドゲザン、テツノカイナ、マリルリなど)抜き、準速60族(ジバコイル、エンペルト、ニンフィア、ヒスイヌメルゴンなど)抜き
116:準速52族(アカツキガチグマ)抜き、無振り84族(サーフゴー)抜き
100:準速50族(ガチグマ、ドドゲザン、テツノカイナ、マリルリなど)抜き
84:無振り80族(カイリューなど)抜き
68:無振り78族(イダイトウ)抜き
60:無振り77族(ヒードラン)抜き
ダメージ計算
以下のダメージ計算は、こだわりメガネ、天候雨状態、ひかえめC252H252D4振りで行われています。
ハバタクカミ
・"ハイドロポンプ"で、H92振りまでのハバタクカミを確定1発
・水テラス"ウェザーボール"で、H252D84までのハバタクカミを確定1発
・無補正C252ハバタクカミのフェアリーテラスこだわりメガネ"ムーンフォース"を確定耐え
ガチグマ(アカツキ)
・水テラス"ウェザーボール"で、H252とつげきチョッキガチグマが、水技が等倍のテラス時75%の乱数1発
・特化ガチグマの"ブラッドムーン"+"しんくうは"を確定耐え
サーフゴー
・"ウェザーボール"で、H252サーフゴーが50%の乱数1発
・"ハイドロポンプ"で、H252サーフゴーが確定1発
・特化サーフゴーの"シャドーボール"を、確定3発
水ウーラオス
・水テラス"ハイドロポンプ"で、無振り連撃ウーラオスを確定1発
・特化こだわりハチマキ連撃ウーラオスの"すいりゅうれんだ"を確定耐え。(ウーラオスが水テラスしていると確定1発)
テツノツツミ
・"ウェザーボール"で、無振りテツノツツミが68.8%の乱数1発。
・"ハイドロポンプ"で、無振りテツノツツミが確定1発。
・無補正C252振りテツノツツミのこだわりメガネ"フリーズドライ"が、81.3%の乱数1発
ハッサム
・水テラス"ウェザーボール"で、H252とつげきチョッキハッサムが確定1発
まとめ
今回はニョロトノの育成論を紹介しました。
こだわりメガネ型のニョロトノは、僕がBW時代に育成したこともある個人的に思い出のあるポケモンです。火力が病みつきになります。笑
ニョロトノを育成しようと思っている方の参考になっていたら、とても嬉しいです。